友人のI君は最近、
I君「近頃のテレビは面白くないから見ていない」
I君「テレビなんて必要ない、DVDとかが観れればそれでいい」
等、31歳にして少し背伸びしたような発言 を多々繰り返し、そんな彼をボクは「これがいわゆる自意識の目覚めなのか」と生暖かい目で見守っていたのだが、そんなI君がそろそろ本格的に社会からの冬眠をしてしまいそうなので、それを防ぐべく彼の家に向かうと彼のいつもの日常風景、つまりはテレビ観てコタツに入っていた。
で、ボクもコタツに入りながらボク用にI君ママが買い置きしてくれている(いや、マジで)大野のりを食っていると、
I君「ほんと地デジには困ってるよ」
と。
ボク「地デジ?あれって再来年とかだろ。別にいいじゃん」
I君「いや、まあそうなんだが、チューナーを買わないとこのテレビ(I君宅には本人でも把握できていないほどテレビが存在するのだが、そのうちのちゃんと使用されている一階のテレビのこと)が観れなくなってしまうんだよ。本当に困った・・・」
ボク「いやいや、チューナーの値段なんてIが毎月散財している金に比べりゃたいしたことないだろ」
I君「まあそうなのだが、ほんとケーブルテレビ(会社)が、ちゃんと交渉して地デジ後も某民放各局の中でやたらと地上波アニメ放送が多いあのチャンネルが見られるようになればいいのだが。それも心配で心配で・・・」
彼のテレビにかける熱い情熱は最近のご自身の発言を完全に忘れさせてしまったようだ。
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