「返報性」ということについてご存知だろうか。社会心理学関係の本で引用されまくる本である『影響力の武器』に出てくる概念であり、簡単に言えば人間は何か人からメリットを与えられるとお返しせずにはおられない、ということである。普通に社会生活を送っているボク等は、誰かが何かしてくれるとその人に何かでお返ししようという気になる。全然そういう風に思わない人も中にはいるだろうが、そういう人は社会的にものすごく非難される。そして重要なのは、恩を受けたら返すというのは一般生活を送る上であまりにも当たり前のことなので、意識的にお返ししようと思わなくても返そうという気に自動的になってしまうことにある。つまり自分がそうは思っていなくとも、負目ができてしまう。このため、ボクはなんらの理由無く相手から何かをしてもらうのは好きではない。ボクは返報性について知っているけれども、それでも勝手に恩に感じてしまうからである。お客・取引先等からもらうお中元、お歳暮などはボクが働かせてもらっている・契約させてもらっているという理由があるし、お客等の為によりいっそう働くというのはむしろよいことなのでなんら問題はないのだが、そうではなくなんらボクが相手にメリットを与えていない相手から物をもらうと「返報性」が頭にあるためぎょっとしてしまうのだ。なんら理由のないメリットの提供はたとえ相手がなんらのお返しを求めていなくとも、こっちが勝手にお返しせねばならなくなるという点から考えると、難しい問題を秘めてますな。
劇団四季と友人のI君
友人のI君から電話があり、劇団四季が徳島に来ているので観に行かないかと誘われた。ボクは用事があったので断ったのだが、そのときの会話。(彼は以前から劇団四季がいかにすごいか、観に行かないと損かをボクに語っていた)ボク「で、なんて題名の劇をするの?」I君「それはわからん」あれほど興奮して劇団四季のすごさについて語っているわりに何の演目をするかさえ知らないI君・・・
— posted by ボク at 09:24 pm
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